「食生活アドバイザー2級に興味はあるけれど、独学で合格できるのかな」
「栄養の知識がないと難しい?」
「公式テキストと問題集だけで足りる?」
「仕事をしながらだと、どれくらいの勉強時間が必要?」
食生活アドバイザー2級を目指す人のなかには、このような不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。私も受験前は、同じようなことを考えていました。実際に勉強してみると、思っていたより試験範囲は広め。それでも、私は約2か月独学で勉強して合格しました。
勉強時間は約50時間。
使ったのは、公式テキストと問題集が中心です。
それでも、最後にはまさかの満点。
この記事では、私が実際にどう勉強したのか、6科目を勉強してどこが難しかったのか、独学でやってみて分かったことをまとめます。
「食生活アドバイザー2級、ちょっと気になる」という方の参考になれば嬉しいです。
そもそも、食生活アドバイザーって栄養の資格じゃないの?
受験前の私は、完全にそう思っていました。食生活アドバイザー。名前からして、食事とか栄養とか健康とか。たぶんそんな感じ。薬剤師たるもの、栄養や健康については多少知っています。ところが、食生活アドバイザーのテキストを開いてみたら……
「食文化?」
「食品表示?」
「食マーケット?」
「社会生活?」
思ってたより、だいぶ広い(汗)。
現在の2級・3級では、栄養と健康、食文化と食習慣、食品学、衛生管理、社会生活が共通して出題され、2級ではさらに食マーケットが加わります。つまり、栄養だけ覚えればいい試験ではありません。「食べる」という日常を、
健康
↓
食品
↓
衛生
↓
買い物
↓
流通
↓
社会
まで広げて勉強するような資格です。薬剤師の私には、得意なところと苦手なところが見事に分かれました。
6科目をやってみたら、得意・苦手がはっきり分かれた
ここでは、私が実際に勉強して感じた難易度を★5段階で紹介します。もちろん、これは薬剤師の私個人の感想です。人によってかなり変わると思います。
ウエルネス上手になろう (難易度★☆☆☆☆楽勝)
健康、栄養、運動、休養、生活習慣病など。ここは薬剤師として普段から患者さんと話していることも多いので、

「ここは安心して点を取りたいところ。」
という科目でした。ただ、知っていることと、試験で正解できることは別。数字や細かい表現で迷うこともあります。なので、得意科目でも問題演習はちゃんとやりました。
もてなし上手になろう (難易度★★☆☆☆面白かった)
食文化、食習慣、食育、食事のマナーなど。これは勉強していて面白かったです。



「へぇ、そういう意味だったのか」
という発見もあります。ただし、和食や洋食のマナーは細かい。



「普段そんなところまで考えて食べてないよ!」
という内容もありました(笑)。問題を解いていると、



「実際に食べに行ったほうが覚えそう」
と思うことも。食事を美味しく、楽しくするための基本です。
買い物上手になろう (難易度★★★☆☆引っかけ注意)
食品表示、生鮮食品、加工食品など。ここは、



頭の中がこんがらがる・・・。
食品表示って、似たような言葉がいっぱい出てくるんですよね。さらに遺伝子組換え食品。
「これは表示する?」
「これは対象外?」
「分別生産流通管理?」
読んでいるうちに、「結局どっち!?」となりました(笑)。
この科目は、スーパーで実際の商品を見ながら勉強すると、かなり面白くなります。普段何気なく見ていた表示が、「あ、これのことか」に変わっていきます。
段取り上手になろう (難易度★★☆☆☆薬剤師なら有利)
食品衛生、食中毒、食品化学、衛生管理など。ここは薬剤師としては比較的取り組みやすかったです。微生物や衛生管理など、これまで勉強してきたこととつながります。……とはいえ。殺菌。滅菌。除菌。静菌。意外と忘れてる(笑)。知っているつもりでも、改めて問題にされると怪しい。ここも問題を解きながら思い出していきました。



「食中毒問題は「ザ!世界仰天ニュース」で観てたよ!
ビバ!TVっ子♪」
生き方上手になろう (難易度★★★★☆初めまして)
ここから雰囲気が変わります。食マーケット。流通。小売業。物流。
初めまして!でした。薬剤師の勉強では、ほぼ出てこない世界。最初は用語の意味から。
「チェーンストアって、そういうことなのね」
「流通って、こういう仕組みなのね」
というところから覚えました。この科目は、テキストを読んで終わりにするより、問題を解いたほうが覚えやすかったです。
やりくり上手になろう (難易度★★★★★一番苦戦)
そして一番苦手だったのが、これ。社会生活や関連法規など。円高。インフレ。消費者問題。法律。聞いたことはあります。でも、「説明して」と言われると困る。完全にこれでした。
ここはもう、問題を解くしかない。
間違える。
テキストを見る。
また解く。
また間違える。
そしてまた解く。最後は気合と勢い(笑)。でも、何度もやっていると、さすがに見覚えが出てきます。苦手科目ほど、「分かるまで進まない」より、「分からなくても何度も見る」のほうが私には合っていました。
薬剤師だから簡単だった?
これは、半分YESで半分NOです。健康や栄養、衛生の分野では、やっぱり薬剤師としての知識が助けになりました。患者さんとの会話でも、「塩分」「糖分」「運動」「生活習慣病」みたいな話は出てきます。なので、完全なゼロスタートではありません。
でも、食マーケットや社会生活は別。普通に苦戦しました。だから、「薬剤師なら余裕で受かる資格」という感じではないです。むしろ、薬剤師として今まで勉強してきたことと、これまで知らなかったことが半々くらい出てきた印象です。
勉強法を工夫すれば2か月でも十分間に合いました。じゃあ、実際にどう勉強したのか。私がやった方法はこちらです。
独学2か月で合格した私の勉強法
私が使った教材は、ほぼ公式教材だけ
ここはかなりシンプルです。公式テキスト+問題集。
以上。
いろいろ買おうかなとも思いました。でも、勉強期間は2か月。教材を増やしている場合じゃない。なので、



「公式でいいでしょ。公式最強!」
で終わりました(笑)。
実際、これで合格できました。現在受験するなら、試験年度に合った最新版を選ぶことをおすすめします。
そして最初の10ページで飽きた
ここは、かなり正直に書きます。最初はちゃんと、
「よし、テキストを最初から読むぞ!」
と思いました。
読み始める。
10ページ。
……
「これ、全部読むの?」
(笑)。
別に内容が嫌いなわけではありません。ただ、私、飽きっぽいんです。最初から全部理解して、順番に進めて……という勉強方法が向いていませんでした。
そこで、問題を先に解くことにしました。
分からない。
↓
テキストを見る。
↓
また問題を解く。
これだけ。でも、こっちのほうが圧倒的に楽でした。
「問題を解いてからテキスト」が私には合っていた
テキストを最初から読んでいると、「これって試験に出るの?」が分かりません。
問題を先に解けば、「ここ覚えないとダメなんだ」が分かる。この違いは大きかったです。しかも、問題を解いていると、「あ、これ見たことある!」が少しずつ増えてきます。最初は知らない問題だらけ。でも、2周目。3周目。さらにやっていくと、「あ、このパターンね」が出てくる。試験直前まで、「新しい問題が出たらどうしよう……」とは思っていましたけど(笑)。結果的には、公式教材を繰り返す方法で十分でした。
勉強時間は約50時間
私の場合、約2か月。毎朝30~60分。休日は2~3時間。合計すると、だいたい50時間くらい。もちろん正確に測ったわけではないので、ここは「およそ」です。
そして、勉強だけの2か月ではありません。2泊3日の旅行にも行きました。仕事もしていました。診療報酬改定の準備もありました。それでも続けられた。ここは、自分でもちょっと意外でした。たぶん、2か月という期間がちょうどよかったんだと思います。
半年くらい前から始めていたら……私の場合、たぶん途中で飽きていました。実際、2か月でも最後のほうは少し飽きましたから(笑)。
自己採点では、「まあ、大丈夫かな」くらいでした。でも、結果を見るまではやっぱり緊張します。そして……まさかの満点。
これは自分でもびっくりしました。2か月前は、「範囲広すぎない?」と思っていたのに(笑)。
薬剤師として知っている内容が助けになった部分はあります。でも、知らない分野もかなりありました。だから私にとっては、「2か月でも、やれば何とかなる」という経験になりました。
2か月なら、こんな感じで進めればいいと思う
私がもう一度やるなら、こんな感じです。
最初の2週間
まず問題を解いてみる。できなくてOK。「何が分からないのか」を確認します。
3~5週目
問題を解く。間違えたところをテキストで確認。また問題。これを繰り返す。
6~7週目
苦手分野を重点的に。私なら「やりくり上手になろう」を重点的にやります(笑)。
最後の1週間
新しい教材には手を出さない。今まで間違えた問題を中心に復習。この時期に急に参考書を増やすと、逆に焦ると思います。
独学で十分?私は十分でした
私自身は独学で合格しています。なので、食生活アドバイザー2級は独学では無理とは思いません。むしろ、教材を絞って、問題を繰り返せば、私のように2か月でも合格できました。ただ。独学って、自由なんですよね。自由ということは、誰も勉強させてくれません(笑)。
今日は疲れた。
明日やればいい。
その「明日」が3日後になる。
これ、独学あるあるだと思います。それに、分からない問題が出たときも、自分で調べなければいけません。ここが、「独学でやるか、通信講座を使うか」の大きな違いだと思います。
「独学でやりたい。でも、ちょっと不安」なら
私自身は独学で合格したので、ここで、「みんなユーキャンを使いましょう!」とは言いません。でも、
「勉強する内容を自分で整理するのが苦手」
「一人だと途中でサボりそう」
「分からないところを質問したい」
という人なら、通信講座を使うのは全然アリだと思います。
私が独学で苦労したのは、勉強内容そのものより、「今日は何をやる?」を自分で決めることでした。ここを丸ごと任せられるのは、通信講座のメリットです。
ユーキャンの食生活アドバイザー講座
現在、ユーキャンには食生活アドバイザー®2級・3級対応の講座があります。
試験実施団体の公認講座で、標準学習期間は4か月。添削は3回、質問にも対応しています。
さらに、スマホで教材を見たり、Webテストを利用したりできるので、仕事をしながら勉強したい人にも使いやすい構成です。
私が2か月で独学したのに対して、ユーキャンは標準4か月。なので、
「短期間で一気にやるなら独学」
「時間をかけて、順番に勉強したいなら通信講座」
くらいに考えてもいいと思います。もちろん、向き不向きがあります。私のように、「問題解いて、間違えたら覚える!」で進められる人なら独学でもいい。逆に、「何から手をつければいいか分からない」なら、最初から道筋があるほうがラクです。独学で頑張るか、通信講座を使うか。自分の性格で決めるのが一番いいと思います。
※講座の内容・費用・サポート内容などは変更される場合があります。申し込み前に最新情報をご確認ください。
食生活アドバイザー2級を受けてみて
受験前は、「栄養の資格かな」くらいに思っていました。
ところが勉強してみたら、食文化、食品表示、衛生、流通、社会生活、法律まで。
思っていたより、だいぶ広かった(笑)。
薬剤師として知っていることもあれば、「これは知らない!」ということもありました。
でも、知らないことを勉強するのも、思っていたより面白かったです。
そして何より、飽きっぽい私でも、2か月なら続けられた。これが一番大きかったかもしれません。
資格試験って、「半年かけてじっくり」と言われると、それだけでちょっと嫌になります。でも、「2か月だけやってみよう」なら、私にもできました。
もし今、「食生活アドバイザー2級、ちょっと気になる」と思っているなら、まずはテキストや問題集を一度見てみてください。最初は、「何これ、分からない(笑)」でも大丈夫です。
私もそこから始まりました。勉強していくうちに、「あ、これ知ってる」が少しずつ増えていきます。
そして私は、2級に合格したので、次は1級にも挑戦する予定です。まだ勉強は続きます。
……また飽きないように頑張ります(笑)。
薬剤師が受けるメリット・デメリットや、試験当日の流れについては別の記事で詳しくまとめています。
気になる方は、そちらもぜひ読んでみてください。






